SensorCorpusとは
SensorCorpus(センサーコーパス)は、 株式会社インフォコーパスが提供するIoTのためのサービスプラットフォームの登録商標名(第5704612号)です。
ユニバーサルIoTプラットフォームとは
弊社が考えるユニバーサルIoTプラットフォームとは、つながるセンサーや用途に限定せずIoTシステムを実現するための大切な機能を提供しているサービスの集合と考えています。 お客様がIoTシステムやIoTサービスを実現する上で共通するさまざまな問題を解決するための機能が提供されており、これによりお客様がIoTシステムを安く構築できるとともに、簡単にIoTサービスを利用することができます。
IoTプラットフォームの必要性
IoTプラットフォームがないと、お客様は一からIoTを構築しなければいけません。しかし、IoTは従来のITとは異なり、IoTならではの問題が発生します。特にIoTデータはセンサーから定常的に連続して出力される多様・大量の数値情報を取り扱う必要があり、その特性を十分に踏まえたIoTデータの管理・マネジメントが重要となります。
水平型IoTプラットフォーム
SensorCorpusは、水平型IoTプラットフォームです。他社が提供している垂直型のIoTプラットフォームでは、お客様の柔軟な要求やスモールスタートで始めたい場合などのニーズに対応できません。水平型IoTプラットフォームを利用することで、お客様は柔軟で拡張性の高いIoTを実現することが可能となります。
クラウド機能
SensorCorpusはクラウド上で提供されるサービスプラットフォームです。IoTデータに必要とされる処理である、「データの収集・蓄積」、「データの可視化」、「データのリアルタイム加工演算処理」、「データの状態による通知」、「データの状態による制御」を行います。また、お客様の要望に応じて、オンプレミス環境への導入にも対応しています。
データ収集機能
多種多様なセンサーデーターを効率よく正確に収集する必要があります。そのため、SensorCorpusでは、2つの機能を提供しています。
センサープロファイリング機能
SensorCorpusではセンサーやゲートウェイ等の機器情報を管理プロファイルとして効率的に管理する仕組みを提供します。
イベント管理
IoTでは多種多様なセンサーが様々な場所で数多く使用されます。センサーの数が増えるにつれ、故障、バッテリー切れ、交換、移動把握等の管理に時間がかかるようになってきます。大量のセンサーとそれを束ねるゲートウェイを一元管理することで、その管理の手間を効率化することが可能になります。また、盗難、汚染、乗っ取り、なりすまし、盗聴などのセキュリティリスクへの対応にもなります。
センサー登録の簡便化と属性情報管理
使用するセンサーとその属性情報(標準テンプレート)が予め用意されているので、利用者は使用するセンサーを一覧から選択するだけでセンサーの登録が可能となり、すべての属性情報を入力する手間を省くことが可能となります。また、ユーザーの利便性とIoTの普及を促進させるため、「センサープロファイル」として世界中にある主要センサーのメタデータの管理、カタログ化を行っていきます。
ソリューションを提供するプロファイルセットの提供
農業分野や工業分野で使われる様々なIoTのシステムにおいては、センサーの選択、つまりどのセンサーを用いてソリューションを作り上げるか、が重要です。SensorCorpusでは業種・用途毎のソリューションを、適切なセンサーの選択・組合せ、それらの設置、運用手順、データ可視化や分析アルゴリズム選択という一連のソリューションパッケージとして提供することが可能となります。このソリューションパッケージを利用することで、必要としているIoTのシステムを素早く構築することが可能となり、コストの大幅な削減が可能になります。(カスタマイズ提供)
IoTプロファイリングによるデータのマッシュアップ
今後、センサープロファイル情報やゲートウェイプロファイル情報の他に様々なプロファイル情報を定義することで、オープンデータやソーシャルデータ等とマッシュアップすることができ、センサーデータの付加価値を高めることができます。
データクレンジング機能
センサー情報は元はアナログ情報なので、欠損や異常値が頻発します。またデータ活用においては時刻の同期を取る事は非常に重要となります。SensorCorpusでは、これらのデータを補正するデータクレンジング機能を提供しています。
センサー&ゲートウェイ管理機能
大量のセンサーと大量のゲートウェイをきちんと結びつけることで、どのセンサーからの情報かを適切に判断することが可能となります。ゲートウェイ・センサー共に登録データのエキスポート・インポート機能を提供しており、大量デバイスの管理を効率的にサポートします。
ダッシュボード機能
センサーからのさまざまな情報をさまざまな形式で表示することが可能となります。レイアウトにパーツを張り付けて、利用者毎に適切なダッシュボードを作成する事ができます。
アラート機能
センサーにしきい値を設定することで、異常値などをメールやSNSに通知することができます。発火回数や間隔等、条件を柔軟に設定する事ができます。
リアルタイム加工機能
複数のセンサーをリアルタイムに演算することで、さまざまな指標をリアルタイムに生成することができます。これにより、新指標値によるリアルタイム制御や、データ分析の効率化を促進することができます。これらには、独自のアルゴリズムも組み込むことができ、お客様固有の評価ロジック等を組み込むことも可能です。
API連携機能
SensorCorpusはセンサーやゲートウェイを問わず利用することができます。データの送受信用のAPIを用意しています。プロトコルはHTTPSもしくはMQTTになります。また、SensorCorpusに蓄積したデータを、BIツールやAIエンジンとAPIで連携し、高度なビッグデータ分析に活用することも可能です。
機器制御機能
SensorCorpusはセンサーから受け取った情報をフィードバック、フィードフォワード制御することができます。クラウドやエッジにおいて、PID制御をSensorCorpusを用いて行うこともカスタマイズにより可能です。
エッジ・クラウド連携機能
エッジ側にSensorCorpus Edgeを導入することで、センサーから受け取った情報をクラウドに送る前にデータ蓄積・加工・演算を行ったり制御したりすることが可能です。例えば、ネットワークで送るには大きなサイズの情報(動画など)の場合、エッジ側で解析や機械学習を行い、その結果をクラウド側のSensorCorpusに送ることも可能です。また、制御のようにリアルタイム性が要求される場合、エッジ側で制御を行えます。
データエクスポート機能
可視化されたデータをExcelなどのツールで利用する場合にCSVファイルとして、ダウンロードすることが可能となります。